こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。
これまで長年にわたり販売シェアを増やしてきた「インスタントカップ麺」に対して、「インスタント袋麺」は年々販売量が落ち込むという現状が続いていました。これは社会的要因による少子高齢化や、未婚率の増加により単身世帯が増えたため、特に5食分入りの袋麺の需要が減ったものという調査結果が出ているようです。また、お湯さえあればどこでも食べられるカップ麺に対して、麺を茹でたり調理したりと手間がかかる袋麺を不便と感じる傾向も多かったようです。今回は、そんな袋麺が人気急上昇した理由と、オススメの袋麺の召し上がり方をご紹介いたします。
インスタント袋麺が人気上昇となったきっかけ
昨年、若者を中心に大流行した台湾原産のタピオカミルクティーのように、飲食類の一時的なブームというものは、いつの時代も繰り返されるものです。では、袋麺の人気は一次的なものなのでしょうか?まずは、その人気上昇の理由を紐解いて行きましょう。
ステイホームによる「おうちごはん」の増加
そのきっかけとなったのが、3月からの新型コロナウイルスの影響による全国一斉休校や、外出の自粛により全国どの世帯でも家で余裕を持って過ごす「おうちごはん」が増えたため、これまで需要の高かったカップ麺を超える勢いで、袋麺の売り上げが急上昇しています。当初は一次的な買い占めによる影響とも思われましたが、その後の5月の売り上げ調査でも、前年比の148%と好調な売り上げをキープしており、新しい生活様式の必需品になりつつあります。TV番組でのインスタント麺特集による影響
もう一つのきっかけが、同じく3月に某TV番組でインスタント麺の特集が放送されたことが大きく影響していると推測されます。番組内では、インスタントラーメン専門店の店主が、人気の定番袋麺やご当地限定袋麺を紹介しながらその魅力を熱く語っていたことで、番組を見ていた視聴者に「袋麺が食べたい!」と思わせたのではないかと思われます。実際に放送終了後、番組で紹介された商品が、スーパーやドラッグストアの商品棚から姿を消すという現象が起こり、3ヶ月経った現在でもその影響が続いているようです。インスタント袋麺の魅力とは
元々あった商品が急に品薄になるほど流行するには、様々な要因が複雑に絡み合ってできた結果ですので、一概に人気の理由を語ることはできませんが、商品に必ず何かしらの魅力があることに代わりはありません。そんな袋麺の魅力を探って行きましょう!
Point.01 圧倒的にコスパが良い
大抵の袋麺は3-5食分入っており、1食分の容量がカップ麺に比べて多い上にお値段も安く販売しています。3人以上の世帯はもちろん、単身者でも日を分けて使うことができる為、非常にコストパフォーマンスが高いと言えますよね。Point.02 アレンジして料理ができる
袋麺の調理と言ってもただ麺をお鍋で茹でるだけですので、簡単なアレンジでペペロンチーノやカルボナーラなどが作れます。カップ麺でもアレンジは可能ですが、前述したコストパフォーマンスを考えると、袋麺の方がアレンジに向いていると言えます。Point.03 麺とスープへのこだわり
カップ麺に比べ、具材やパッケージに予算をかけていないため、そのぶん麺の小麦粉を増やしたり、スープに力を入れている傾向にあります。各メーカーから、こだわりの食感の麺とダシのきいたスープが多数開発されており、袋麺を使ったアレンジメニューを創作しやすいのが特徴です。Point.04 ゴミの削減
カップ麺のカップはゴミとしては意外とかさばりますが、袋麺の場合は麺とスープの袋のゴミだけなので非常にコンパクトに廃棄できます。Point.05 消費期限が長い
乾麺が消費期限が長いのは知られていますが、実はカップ麺のように具材が入ってないのでより賞味期限が長いのです。具体的な商品を例に見てみると、カップ麺が9ヶ月に対して袋麺は14ヶ月と5ヶ月も長い計算になります。お勧めの乾麺、召し上がり方をご紹介!
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