こんにちは!食材デポ編集部のデポ太郎です。
何かと鬱陶しい梅雨の時期。降り続く雨の中、外出するのが億劫になり気分も滅入ってしまいます。さらに、毎年この季節になると、なぜか体調が崩れてしまう方も珍しくありません。また、湿気をそのまま放置してしまうと、カビなどの思わぬ問題が発生する可能性もあります。そこでこの記事では、
簡単にできる湿気対策や、おすすめの除湿グッズを紹介します!
梅雨の時期に気になる湿気のお悩み
梅雨になると、なぜ湿気が気になるのか、放置するとどうなるのかを確認しておきましょう。
梅雨時期の湿気について
梅雨とは、5月から7月頃にかけての雨の多い時期のことです。日本はもともと湿度が高い日が多い国ですが、
この時期は特に気温が上がり、空気中に含む水分量が増えます。さらに雨が降ると空気に含まれる水分量が多くなるため、湿度が上がるのです。気象庁のデータによると、2020年東京の相対湿度の年間平均値は71%で、最も低いのが2月の55%、6月は82%、7月は最も高い89%となっており、梅雨はいかに湿度が高いかがわかります。
湿気を放置すると
湿気を放置するとカビや結露、虫の発生、体調不良の原因になる場合もあります。空気に含む水分量が多くなりすぎると窓や扉が結露しますし、水滴がしたたり落ちてカーテンや壁、床が濡れてしまい、そこからカビが発生する場合もあるのです。特に湿度と温度が高い場所ではカビが繁殖しやすいので、浴室や台所といった水回りや、見落としがちな手が届かないところは要注意です。湿度が高いだけでも体から水分が蒸発しにくくなるので、体にこもった熱が発散できずに体調が悪くなりやすいですし、カビの胞子を吸い込むとアレルギー疾患などの病気になってしまうケースもあります。
湿度と温度が高いとダニも発生しやすくなるので、衛生的な環境を保つためにも湿気対策を行いましょう。
洗濯物の部屋干しの影響
雨が多い梅雨の時期は部屋干しが多くなります。水分を含む洗濯物が室内にあると、部屋の湿度はさらに上昇します。そして室内の湿気が高いため、洗濯物はなかなか乾きません。洗濯物が早く乾けば、梅雨の湿気対策になるでしょう。水を含みやすい服は長めに脱水をかけたり、洗濯物の間にすき間を開けて風通しを良くするなど、早く乾かす工夫を行いましょう。
簡単にできる梅雨の湿気対策は?
カビや害虫の発生を防ぐために、自宅で簡単にできる湿気対策を解説します!
窓を開けて換気をする
梅雨の湿気対策の基本は、窓を開けて換気することです。雨の日でも窓を開ければ、空気の入れ替えにより湿気を外へ逃がすことができます。
雨が止んだ時、もしくは小雨の時に窓を5分から10分開けます。加えて、2時間に1回換気できれば理想的です。換気の際は2ヵ所以上の窓を開けて、空気の通り道を作ると湿気が逃げやすくなります。なお、空気のこもりやすさは建物によって異なります。マンションなどコンクリート造の住宅は、木造の戸建てに比べて空気がこもりやすい傾向にあるようです。特にマンションの1階は地面からの湿気の影響を受けるので、湿度が高くなりやすいでしょう。こまめな換気を心がけたいです。
除湿機やエアコン使う
室内の適切な湿度は40%から60%とされているので、
湿度を下げるために除湿機やエアコンのドライ機能を活用するのもおすすめです。ドライ機能には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類あり、一般的なドライは「弱冷房除湿」の方で、湿度を下げながら弱冷房で稼働します。弱冷房除湿だと寒いと感じるときには、室温を下げないように冷やした空気を暖め直して湿度だけを下げる「再熱除湿」をつかってみてください。
洗濯物は乾かしてからしまう
梅雨は洗濯ものが乾きにくい時期ですが、衣類や寝具が生乾きなどの乾ききっていない状態で収納すると湿度がますます上がりますし、カビやにおいの原因にもなります。衣類は生地によっては吸湿性が高くて水分を吸い込んでいる可能性があるので、
風通しのよい場所で乾かしてから収納すると湿気がこもりにくくなります。心配であればタンスやクローゼットに除湿剤や防虫剤を入れておくと、においやカビを防ぎやすいです。寝具も汗を含んでいることがあるので、ふとんは敷きっぱなしにせず、定期的に日当たりのよい場所で干しましょう。
換気扇を回す
浴室や台所、トイレといった水回りは空気がこもりやすくカビが生えやすいですが、換気扇を回せば効率よく空気の入れ替えができます。窓がない部屋や、押入れやクローゼットの換気をしたいときも、扉を開けて換気扇をつければ空気の流れを作れます。換気扇から遠い場所では、扇風機やサーキュレーターを活用することで室内の空気を循環させ除湿効果やカビ予防効果が期待できます。
結露は早めに拭く
結露はカビの原因にもなりますので、放置せずに水分を早めに拭き取りましょう。雑巾などで拭いても構いませんが、
吸水性が高くて湿気を吸い取りやすく、消臭効果も期待できる新聞紙をつかうのがおすすめです。拭くときだけでなく、空気がこもりやすいシンク下や押入れにも丸めた新聞紙を入れておくと、湿気を吸い取ってくれます。
おすすめの除湿グッズをご紹介
除湿のためにあると役立つグッズを特徴ごとにご紹介します。
除湿機
空気を取り込んで湿気を下げる除湿機があれば、効率よく湿度を下げられますし、衣類も乾きやすくなります。ポイントは、つかいたい部屋に置きやすいサイズのものを選ぶことです。カビや部屋干しのにおいを防ぐ機能付きのものや、広範囲に風を届けてしっかり乾燥できるものもあります。
扇風機
窓がない部屋では扇風機やサーキュレーターをつかって、こもった空気を循環させましょう。押入れやクローゼットも、なかに向かって風を送れば換気できますし、窓がある部屋でも換気の補助として役立ちます。タイマーをセットできるものだと、就寝時やお出かけの際も便利です。
エアコン
雨が降っていて窓を開けづらいときには、エアコンのドライ機能が活躍します。室内を清潔に保ちたい方は「内部清浄」機能や「抗菌・防カビフィルター」があるタイプにすると、カビの増殖やホコリの付着を抑えられます。
除湿剤・乾燥剤
カビや害虫の発生を防ぐためにも、梅雨には除湿剤や乾燥剤が欠かせません。部屋に置いておくだけで吸い込んだ湿気が水として溜まっていくタンクタイプや、脱臭効果が期待できる炭がつかわれているタイプもあります。クローゼット用でつり下げるものや、靴用で靴の内側に入れるものなど、用途ごとに適した形になっているものもおすすめです。
水切りワイパー
ホームセンターや100均で手に入る水切りワイパーも、カビ対策に有効です。浴室を使った後、水切りワイパーで壁や床の水気を切っておけばカビ予防になります。浴室専用の水切りワイパーは、さまざまな素材や形状のものが販売されています。素材はサビに強いプラスチック製やステンレス製などが多いので、好みに合わせて選びましょう。
梅雨の時期の充実した過ごし方
部屋の中でも快適に梅雨を乗り超える過ごし方を集めてみました。定番の過ごし方に加えると楽しいアイデアを、まとめてご紹介します。
時間がかかる料理にチャレンジ
せっかく時間があるのだから、調理時間が必要なメニューに挑戦してみるのも楽しい過ごし方です。「長時間煮込んだビーフシチュー」「朝から仕込んだ鶏ガラのスープ」「手作りベーコン」といった煮込み料理や燻製料理など、
普段の家事では絶対にできない美味しい料理作りを試してみましょう。
気になる食材を食べ比べ
以前から食べてみたいと気になっている食材をいくつか選んで、どの商品が好みなのかを食べ比べてみるのはいかがでしょうか。例えば、お肉が好きな方はいろいろな産地やメーカーから集めて、自分好みのお肉を探します。食品のほかにも、お醤油といった調味料も地域によって味が変わります。
いろいろな商品を食べ比べられるのは、自宅だからこそできる贅沢な過ごし方です。
習い事に挑戦する
「料理が上手になりたい」「英会話を覚えたい」といったときに、塾や教室を探すのもいいのですが、その前に
無料で配信されている動画を探してみてはいかがでしょうか。英会話教室やトレーニングジムなどは、自分たちのサービスを知ってもらうために、無料でいくつかのカリキュラムを配信していることが数多くあります。また、学生さんなどが自分の勉強の一環として無料の動画を作っていることもあります。
プロジェクターを使って自宅で映画鑑賞
手のひらサイズのモバイルプロジェクター。小型で持ち運びが便利なうえに、製品によってはテレビ画面で言うと170インチもの大画面を投写できます。この
モバイルプロジェクターを使って、自宅で動画や映画鑑賞を楽しんでみましょう。通常ですとスクリーンを用意しなければなりませんが、自宅での鑑賞だったら壁や天井を利用してみるのはいかがでしょうか。小型のプロジェクターなので設置は思いのまま。天井に投写すれば、ゴロンと寝ながらゆっくりと映画を楽しめます。
カフェや図書館で本を読む
家に閉じこもっていると、どうしても気分も落ち込んでしまいます。ここは
思い切って外に出て、カフェや図書館で読書をすると、良い気分転換になるかもしれません。図書館には「おすすめの書籍コーナー」があるので、これまで出会えなかった新しい本に巡り会えることもあります。
ゆっくりお風呂に入る
少しぬるめのお風呂にゆっくりと入浴すれば、血液循環だけでなく梅雨の間は出にくい汗を出せます。お風呂で温めた身体をストレッチでほぐすのも効果的です。好きな入浴剤を使って、音楽を聴きながら有意義に過ごしましょう。もし、スマートフォンにお気に入りの音楽や動画が入っていたら、チャックの付いた食品保存用の小袋に入れると防水仕様になります。袋の上からでも画面操作ができるので便利です。使用前に必ず、袋に穴が開いていないか、チャックがしっかりと閉じているかを確認しましょう。
まとめ
梅雨の時期は湿度が高く、部屋の湿気やカビなどの対策が必要です。洗濯物も普通に部屋干しをしてもなかなか洗濯物が乾きません。洗濯方法や干し方を見直し、エアコンや扇風機などの家電も活用して洗濯物を早く乾かしましょう。酸素系漂白剤や重曹を使えば生乾きの嫌なニオイも防げます。この記事で紹介した湿気対策や梅雨の充実した過ごし方を参考に、梅雨を快適に過ごしてくださいね。