こんにちは!食材デポ編集部のデポ太郎です。
運動会は、保育園や幼稚園、小学校における一大イベントです。せっかくの子供の晴れ舞台には、美味しいお弁当を準備したいですよね!そこでこの記事では、
運動会の意味や歴史をはじめ、人気の種目やお弁当のコツについてまとめました。
そもそも運動会の目的とは?
運動会は、運動場などを使って、
子どもたちの基礎体力や運動能力などをさらに伸ばすことを目的として行われるイベントです。まずは、運動会の起源や体育祭との違いについて解説します。
運動会の起源は
日本で初めて開催された運動会は、江戸時代の終わりに、鎖国がおわって外国人が横浜や長崎に暮らすようになってから。
1864年、横浜にあったイギリス領事館が、外国人と日本人との交流を深めるために開催した「競闘遊戯会」が最初です。座学の合間に、生徒たちのストレス発散や運動の機会を増やすことを目的に、18種目ほどが開催されたと考えられています。その後、明治時代末期ごろから子ども向け運動会として各小学校で開催されるようになり、現在では毎年開催する恒例イベントとして定着しています。
運動会と体育祭は何が違う?
運動会と体育祭の違いは、目的や運営サイドにあります。
運動会は、子どもたちの運動能力を向上させることを目的に、教員が主体となって企画や進行を行う活動行事です。また、親子徒競走や親子玉入れなど、保護者が参加できる競技がある点も運動会ならではといえるでしょう。一方、
体育祭とは、授業や練習の成果などを発揮する場として、中学校や高校で行われる行事です。運動会とは異なり、生徒が中心になって企画運営することから、文化祭と対をなすものとして体育祭と呼ばれるようになったといわれています。
団体競技や応援合戦は日本特有なんでしょうか?
スポーツイベントは世界各国にあるものの、
運動会でよくみられる開会式での行進、応援合戦や騎馬戦などの団体競技は日本特有といわれています。これは、日本の運動会は学校教育の一環であり、基本的に全員参加が必須とされているためです。一方、海外で開かれる運動会のようなイベントでは、チームプレーが求められる場面を除き、基本的には自由参加です。たとえばアメリカの「Field day」では、日本の運動会と似ているものの、バスケットボールのフリースロー、サッカーのゴールキックなど、自由に参加して楽しめる競技が多いです。また、日本特有のものとして、運動会でよくみられる赤と白の組分けもその1つです。
・縁起の良い2色である
・敵味方の区別として、源氏が白旗、平家が赤旗を掲げていた
などの説が有力であるといわれています。
運動会を行う時期は、春か秋か?
以前は10月ごろに行われることの多かった運動会ですが、最近では暑い季節での練習を避けるために、春頃に開催するところも増えているようです。
ここでは、運動会を行う時期ごとの特徴についてみていきましょう。
春に行う場合
かつては秋開催が多かったものの、最近では春に運動会を開催するところも増えています。5月末から6月上旬に行われることが多く、春に開催すれば以下のようなメリットがあります。
・熱中症にかかるリスクを軽減できる
・行事の多い秋を避けることで、授業時間が確保しやすい
・台風の影響を受けにくく、気候が良い
一方で、5月頃は、入学や進級など新しい環境になったばかりで、生徒でまだ絆が深まっていない状態でもあります。そのため、運動会では、なるべくクラスメイトの団結力を高められる競技を取り入れられているようです。
秋に行う場合
運動会の多くが秋に行われていた理由は、地域ぐるみのイベントとして、地域の農業従事者も参加しやすいように農業の閑散期にあわせて開催していたからです。一般的に9月末から11月頃に行われることが多く、秋に開催する場合には以下のようなメリットがあります。
・体育の日に合わせられる
・準備や練習期間を確保しやすい
・クラスの絆が深まっている
一方で、秋は台風や豪雨など天候が不安定なことや気温が高いなどのリスクがあるだけでなく、近年の気候ではまだ残暑が厳しい傾向にあります。運動会が延期されると、勉強やほかの行事との調整が必要になるため、開催時期は慎重に決める必要があるでしょう。
運動会で人気の種目ランキング
1位 玉入れ
小さな子どもから大人までが楽しめるのが魅力。適度な運動量と、老若男女誰もが少ないハンデで楽しめ、ルールも簡単。多くの球が宙に舞う様子は見た目にも華やか。「天国と地獄」や「トランペット吹きの休日」など、運動会でよく使われる音楽にもよくマッチする、運動会の代名詞ともいえる競技。
2位 リレー
運動会のメイン競技。クラスや学年、チームの勝敗を決定づける種目として、運動会のラストを飾るのにふさわしい競技。出場するのはチームで足の速い数名に限られ、チームを勝利に導けば間違いなくヒーロー。チームが一丸となって出場メンバーを応援し、運動会で一番盛り上がるひと時を過ごすことができる。
3位 綱引き
みんなで力を合わせて大きな綱をひっぱるとことで、チームワークが生まれる楽しい競技。簡単なルールで分かりやすく、子どもから大人まで、世代を問わず一度に大勢参加できる団体戦というのがポイント。近年では全国大会や国際試合もおこなわれており、運動会の中でも注目度が高いスポーツ。
4位 騎馬戦
男子女子ともに運動会で人気が高く、盛り上がる種目の1つである。安全面を考えると騎馬をつくるのは体格のよい子が望ましいが、上に乗る役である子供の活躍も重要です!騎馬に乗って帽子などを奪い合う楽しさは騎馬戦ならではのものなので、楽しく取り組もう。
5位 徒競走
少人数で一定の距離を走り、速さの順位を競う競技。走る距離は比較的短く、ただ早く走ってゴールすればいいだけという簡単なルールなので誰でも参加しやすい上、勝ち負けがハッキリつく分かりやすさがある。自分のチームの人を応援して盛り上がり、走るのが早い人はひとときの間ヒーローになれる個人競技である。「クシコス・ポスト」や「ウィリアム・テル序曲」といった走るスピードを連想させる曲がよく使われおり、運動会自体を盛り上げる魅力がある。
6位 障害物競争
平均台や網、跳び箱などの障害物を乗り越えながら行う。障害物の種類を変更すれば、子供はもちろん大人も参加できるため、学校や企業などで幅広く楽しまれている。借り物競争や借り人競争、パン食い競争などを障害のひとつとしてアレンジする例もある。さまざまな障害物を用意すれば、面白さが広がる。オリジナリティあふれる障害物競争も多く、「一発芸」や「その場で腕立て伏せ10回」など、いろいろなパターンが考えられる。
7位 ダンス
チームの士気高揚や団結力を見せるために行う競技。ハチマキに学ラン姿で行われる応援が代表的なスタイルだが、最近では音楽に合わせて歌やダンスなどのパフォーマンスで応援するというのも多くなってきている。応援合戦を競技として行う場合には、声援の大きさや行うパフォーマンスの技術などを採点し、得点で競う。一丸となって応援することで全員が参加することができ、アイデア次第で自由な表現ができるのでレクリエーション性が高い競技。
8位 大玉転がし
大玉を扱える機会は運動会を除くとほとんど無く、扱い方はシンプルですが難しさもあるので、参加者からの人気も高い種目となっている。より速く走ること、大玉を上手く扱うことを両立することがカギ。また、チームワークも必要とされる。
9位 棒倒し
各チーム対抗によるトーナメント方式で、味方チームの棒を守り、相手チームの棒を倒すというシンプルなルール。それぞれの陣地に3mから5mくらいの長さで、かつ人がよじ登れるくらいの強度を備えた木製の棒を立てる。相手チームの棒を攻撃し、先に倒したほうを勝ちとする。チームは攻撃部隊と防御部隊に分かれており、攻撃部隊は相手チームの棒を倒しにかかる。一方、防御部隊は相手チームから味方チームの棒を守る。力を合わせて戦うことで、責任感や献身、団結精神が養われる。
10位 大玉送り
大玉を持ち上げて運ぶ競技。運動が苦手な人も気軽に参加できるため、老若男女が参加できる。締めの競技として利用されることもある。全員参加型の競技で、どんな運び方をするかが勝負のカギ。大玉を地面に落とさないようにするチームワークも大事。
運動会のお弁当に手間をかけずにレベルアップするコツとは
運動会などイベントがとても多い季節は、お弁当持参の機会も増えますね。いつもとはちょっと違う運動会お弁当をつくりたいと思うものの、結局あまり変わり映えしなかったり、手間がかかって大変という方も多いのでは?そこで、
お弁当づくりをスムーズにするコツや、きれいに見せるテクニックなど手助けになりそうな運動会弁当のアイデアをご紹介します。
手順の簡単なおかずも入れる
忙しい当日の朝に作るので、あまり手の込んだ料理にこだわらず、手順の簡単なものをいくつかメニューに取り入れたり、前日に下ごしらえができるものは済ませておくのがコツです。
カラフルな食材を使う
イベントのお弁当は、ふたを開けたときのインパクトも大切ですね。とくにカラフルさは重要ポイント。野菜やベーコン巻き、卵焼き、フルーツなど色の鮮やかな食材を多く使うと、とても豪華に見えますね。
飾り切りや細工したメニューを加える
ソーセージやかまぼこ、フルーツの飾り切りなど、細工をした美しいおかずを一品加えると、お弁当の印象がワンランクアップしますね。もちろん、時間がない場合はピックや仕切りなど小物を上手に使うだけでも、印象はガラリと変わります。
揚げやおにぎりで写真映え!
お揚げの切り口を上にしてご飯や具を詰めると、見た目が華やかになります。また、おにぎりも具をまぶしてから結び、海苔だけでなく、大葉やとろろ昆布などで巻くと特別感が生まれますね。素敵なアイデアが浮かんだら、メモしておきましょう。
時短に便利な、ちぎりパンサンドイッチ
前日にスクエア型でちぎりパンを作っておけば、当日朝に切れ目を入れて、具をはさむだけ。和洋さまざまな具をバリエーション豊かにはさんで楽しいちぎりパンサンドを作りましょう。もちろん、市販のシンプルなちぎりパンを使えばより便利です。
運動会のお弁当に便利な食材をご紹介
運動会の醍醐味といえば、みんなで食べるお弁当もそのひとつ。ハンバーグ、唐揚げ、卵焼きと、数あるおかずのなかで、運動会の定番と言えば何が人気なのでしょう?ここでは、お弁当で使えるおすすめ食材をご紹介いたします。
ウインナー
あらびき感、ジューシー、そしてパリッとした歯ごたえ
オムレツ
ふわふわ星型オムレツ。お弁当やお子様プレートなどのメニューに
チキンナゲット
たっぷり1kg。お好きなだけ楽しめます
いかリング
北太平洋産ムラサキいかの小型原料を用いたリング唐揚げ
肉だんご
バイキングなどの大皿盛りや弁当盛り付けにおすすめの商品です
えびフライ
ボリュームある有頭えびフライの頭部の殻を除去することで、まるごと食べやすく仕上げました
ブロッコリー
陽光をタップリ受けて育った緑鮮やかなブロッコリーです。花蕾がしまっており、しっかりとした食感が残っています
えだ豆
解凍してそのまま召し上がれます。いつも新鮮な風味と栄養を保っています
ベーコン巻き
シャキシャキと食感の良いアスパラを、程良い塩味のベーコンで巻きました
ちくわ磯辺天ぷら
アオサが入った天ぷら衣をつけてフライに仕立てました。お弁当におすすめです
まとめ
運動会のお弁当は品数が多く、豪華でボリューミーです。みんなでワイワイ囲む楽しさや、外で食べる高揚感も相まって、いつも以上においしく感じるのではないでしょうか?とはいえ、作り手はとにかく大変です!何を詰めるか悩んだら、おすすめ食材を参考にすると手軽で良いでしょう。できるだけ時間をかけずに、しかも見映えのいいおしゃれなものを作ってみましょう。まずは、献立を作り盛り付けなども前もって計画を立てておくと無駄がないですね。