ホルモン焼いて30年の店主が語る。栄養満点でヘルシーなホルモンの全て!
2020/09/24 00:00
こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。 老若男女どんな方にも愛されているお肉。焼肉・串焼き・ステーキなど、いろんなジャンルで肉が提供されている中で、根強い人気を保ち続けているのがホルモン焼きです。しかし、部位別の特徴やカロリーなど意外と知らない人も多いでしょう。そこで今回は、ホルモンを部位ごとにご説明しながら、その栄養効果と美味しい焼き方についてもご紹介していきます。

今さら聞けない、そもそもホルモンって何?

ホルモンとは、牛・鶏・豚などの内臓のことを言います。代表的なものを言えば、小腸・大腸・心臓などがありますが、種類は他にも豊富にあります。では、部位ごとにご紹介していきましょう。

レバー

キモとも呼ばれる肝臓部位。繊維質や鉄分などの栄養が豊富で、濃厚な味わいが特徴です。必ず火を通して食べないと、食中毒になる可能性があるため注意が必要です。

ハツ

心臓を意味するheartsが語源で、その名の通り心臓の部位。肉厚でコリコリした食感が特徴。焼いても半生でも食べられて、ヘルシーなのが魅力の一つです。

ミノ

牛の第一の胃袋で、肉厚で真っ白い身が特徴。弾力が強く独特な食感なので、焼肉屋では切り込みを入れてあるのが一般的です。とくに高価なミノは上ミノといいます。

ハチノス

牛の第二の胃袋で、形状が蜂の巣に似ていることから名づけられた。弾力が強く、ムチムチとした食感が特徴です。また、コラーゲンが豊富に含まれているのも魅力です。

センマイ

牛の第三の胃袋で、ホルモンの中ではよりカロリーが低く、コリコリとした独特の食感が特徴でさっぱりした味わいです。焼肉屋ではボイルしたものを味噌で食べるなど、刺身として人気があります。

ギアラ

牛の第四の胃袋で、赤センマイやアボミとも呼ばれており腸のような役割をしています。脂がのっていて歯ごたえや濃厚な味を楽しめます。

ハラミ

横隔膜の一部で、適度な脂肪と赤身の弾力性を合わせ持っているため、精肉に似たような味わいです。

シマチョウ

ホルモンの定番と言えば、シマチョウを思い浮かべる人も多くテッチャンとも呼ばれております。シマチョウは、大腸の部分にあたり、適度な脂と歯ごたえが特徴です。よく焼いて食べるのがおすすめです。

マルチョウ

マルチョウは、小腸の部分の肉です。コラーゲンが多く含まれており、脂が多くやわらかい歯ごたえが特徴です。火が通りやすいため、軽く焼くだけで美味しくいただけます。また、もつ鍋によく使われることでも知られてます。

コブクロ

コブクロは、子宮部分の肉です。味にクセがなく、コリコリとした歯切れがよい食感が特徴です。焼くとやわらかくなります。

部位別のカロリーや糖質はどう違うの?

では、気になるカロリー・糖質について教えます。(今回は、牛・豚のホルモン解説になります。)

100g当たりカロリー・糖質一覧(単位 : g)

部位 エネルギー 糖質
牛レバー 132kcal 3.7g
豚レバー 128kcal 2.5g
牛ハツ 142kcal 0.1g
豚ハツ 135kcal 0.1g
牛ミノ 182kcal 0g
牛ハチノス 200kcal 0g
牛センマイ 62kcal 0g
牛ギアラ 329kcal 0g
牛ハラミ 220kcal 0g
豚ハラミ 329kcal 0g
牛シマチョウ 162kcal 0g
豚ダイチョウ 179kcal 0g
牛マルチョウ 287kcal 0g
豚ヒモ 171kcal 0g
牛コブクロ 106kcal 0g
豚コブクロ 70kcal 0g

ホルモンは、焼き方も大切なんです!

いざ焼き始めて生焼けだったり黒焦げにしたりでは、美味しいホルモンが台無しですよね。そこで今回は、ホルモン焼いて30年の店主に失敗しないホルモンの焼き方を伝授してもらいました!

Point.1 下味をつけて焼く

塩やタレで下味をつけてから焼いてください。焼けたら何もつけずにそのまま食べた方が、部位本来の味を堪能していただけます。

Point.2 真ん中で焼くこと

炭焼きの場合、一番均等に火が通る真ん中で焼くのがポイントです。ただし炎が上がってきたら要注意です! 炎に包まれると肉にすすがついて風味を損なってしまうので、焼けてきたら網の端へ寄せしましょう。

Point.3 適度にひっくり返す

焼き過ぎ・転がしすぎや放置しすぎはおいしさを半減させます。ひっくり返すタイミングは、片面に程よく火が通り、焼き縮みの起こる直前くらいがベストです。両面の焼け具合を、均等に火が通るよう適度にひっくり返すのがポイントです。

Point.4 焼いた時の肉の張り感

ホルモンは火が通るとパーンと肉に張り感が出てきます。焼きながらトングで肉をつかみやすくなる程度の張り具合を確認しながら焼くと、ほどよいタイミングがわかると思います。その後の焦がし具合はお好みです。

素材にこだわったおすすめホルモンをご紹介

業務用食材でお取り扱っている食材でお好みのホルモン料理を作ってみましょう。
牛ミックスホルモン

大腸、小腸、アカセンのミックスです。ホルモン焼き、ホルモンうどんなどのメニューにお使いください。

商品を見る

牛ミックスホルモン
シマ腸

シマ腸は、小腸よりは脂が少なくなりますが、甘みがしっかりある部位です。焼肉や煮込み料理でおススメです。

商品を見る

宮崎県産黒毛和牛(有田牛)小腸
小腸

小腸は、脂が非常に多く柔らかく濃厚な甘みがあります。焼肉・煮込み料理でおススメです。

商品を見る

宮崎県産黒毛和牛(有田牛)小腸
ハチノス

ハチノスは、第二胃、硬い部位なので、ボイルなどで柔らかくして様々な料理にご利用いただけます。 焼肉や煮込み料理でおススメです。

商品を見る

宮崎県産黒毛和牛(有田牛)ハチノス
センマイ

センマイは、第三胃、食感を楽しめる部位で焼料理にご利用すると美味しいです。

商品を見る

宮崎県産黒毛和牛(有田牛)センマイ
豚酢もつ

薄くスライスした国産豚胃袋をボイルし、特製のタレと合わせました。 コリコリ食感がくせになるおいしさです。

商品を見る

栗山ノーサン 豚酢もつ
鶏レバー

炒め物や、ペーストなどに。 生姜やねぎなどといっしょにさっと茹でてから調理すると、レバーが苦手な人にも食べやすくなります。

商品を見る

ジャパンファーム 鶏肉(鹿児島県産)きも

まとめ

意外と知らないホルモンも特徴がわかれば選びやすく、味や食感など似ている部位で食べ比べてみたり、部位によって焼き具合を変えてみたりと、楽しみも広がりそうですね。自分なりのホルモン焼きを極めてみてはいかがでしょうか!
教えて食材デポさん!コスパ抜群で人気のプライベートブランド商品は?
2020/09/18 00:00
こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。 一般的なメーカーであるナショナルブランド商品より価格が控えめに設定されたプライベートブランド商品。スーパーで見つけるとつい手にとってしまいがちですが、「なにがどう違うのかがよく分からない?詳しく教えて欲しい!」という人も少なくないのではないでしょうか?そこで今回は、プライベートブランドの説明も兼ねてご紹介いたします。

プライベートブランドについて

では始めに、プライベートブランドはどういったものなのか、他のブランドとの違いなどについて徹底的に解説していきます。

プライベートブランドとは

プライベートブランドとは、小売業や流通業・卸売業者などが本来自分たちでは商品を企画・生産しない業態の企業が独自に展開している商品のことをいいます。また、商品の企画や開発のみ行い、製造に関してはナショナルブランド(一般的なメーカー)を提供しているメーカーと一緒になって進めていくことも多いようです。近年ではPrivate Brandの頭文字をとって「PB」と呼ばれることもあります。

他のブランド商品との違い

・ストアブランド(SB)とは、小売業や流通業・卸売業者が品質や価格を改善して販売する自社ブランドのことです。プライベートブランドは開発から手掛けますが、ストアブランドは改善から手掛けるという違いがあります。 ・ナショナルブランド(NB)とは、製品や商品に対して製造メーカーがつけたブランド名のことです。個別製品の認知度がプライベートブランドと比べて高いという特徴があります。

PB商品への考え方が変わってきた

過去のPB商品のイメージを振り返ると、「代替コピー商品として割安に購入できる」と印象を持たれる方も多かったかもしれませんが、近年はどうなんでしょう?

消費生活者思考への対応

時代と共に多様なニーズを持つ消費者に対応するため、低価格のPBからプレミアム系PBや健康思考系PBなど、段階的に価格・品質・ターゲット層などを明確に位置付けた、幅広い商品構成によるフルラインナップ化が主流になってきています。

商品の品質

以前は、「安かろう、悪かろう。」というイメージも多かったPB商品。現在では、店舗のブランドコンセプトや商品施策に基づいて生み出されているため、NB商品にはない差別化された新たな価値を提供しようとしています。

価格帯

生産段階で効率的に必要な分量のみ生産しているため、お客さまには少しでもお安く提供することが可能なのです。

PB商品を上手に活用しよう!

食材デポでも取り扱っているPB商品、どんな方がどのように活用するのがおすすめなのでしょうか。

飲食店での活用

現在のところ食材デポでは主に、乾物系のPB商品をご準備しております。品質にもこだわり内容量も多いので、飲食店経営の方々にお試しいただきたいと考えております。

料理を頻繁するご家庭での活用

内容量が多いので、4人家族以上で料理を頻繁に行うご家庭向きと言えるでしょう。

施設や自治会での活用

高齢者施設や地域の各種自治会など、良質で大容量の食材を使用する機会の多いのでPB商品がお役たちします。

食材デポのおすすめのPB商品をご紹介

現在のところ、乾物系を主に取り揃えておりますので、お料理の仕込みなどにお使いください!
あじいりこ

広島県取れのアジを国内で加工製造しております。そのまま召し上がってもよいですし、お料理では、こだわりのだしとしても重宝されます。

商品を見る

オリジナル あじいりこ
花こえび

岩手県取れのツノナシオキアミを国内で加工製造しております。お料理の食材の一部として、あえものやチャーハンなどにご使用になれます。

商品を見る

オリジナル 花こえび
ちりめん

広島県取れのかたくちいわしを国内で加工製造しております。お料理の食材の一部として、あえものやチャーハンなどにご使用になれます。

商品を見る

オリジナル ちりめん
マッシュポテト

熱湯とまぜるだけでホクホクの裏ごしじゃがいもが出来上がります。 お魚料理や、肉料理の付け合わせ、サラダ、スープなど幅広くご利用頂けます。

商品を見る

オリジナル マッシュポテト
カシューナッツ

オレイン酸を多く含み、たんぱく質など栄養価の高いナッツです。健康を意識される方には無塩の素焼きをおススメです。

商品を見る

オリジナル ポップコーン
ひじき

芽ひじきと同じく、葉の部分を使用しております。ひじきご飯やおからなどにお使いください。

商品を見る

オリジナル 米ひじき
くず粉

国産の甘藷澱粉・葛澱粉を国内で加工製造しております。葛餅や葛きりなどの和菓子や和食作りにご利用できます。

商品を見る

オリジナル 吉野のくず粉
スルメ足

北海道取れの真イカを国内で加工製造しております。あぶってそのまま召し上がってもよいですし、お料理では、刻んであえ料理の一品としてご利用になれます。

商品を見る

オリジナル スルメ足
かんぴょう

戻した後、各調理にお使いください。煮物、スープ、炒め物にもお使いいただけます。

商品を見る

オリジナル かんぴょう
昆布

少ない繊維質で、煮上りが早く、煮くずれしにくい昆布です。食べておいしい昆布ですので、 昆布巻きや結び昆布などにお使いください。

商品を見る

オリジナル 棹前野菜昆布

まとめ

もはやPB商品も侮れない存在になってきています。メーカーによるNB商品の新たな価値を生み出す力や新しい市場を創る力は、非常に優れたものがありますが、このPB商品の動きに食材デポでもより力を入れて取り組んでいきたいと思っています。是非食材デポイチオシの、PB商品をお試しください。
メイン料理から副菜まで、栄養満点の豆料理を楽しもう!
2020/09/10 00:00
こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。 豆と聞くと、どちらかといえば脇役のイメージですよね。食卓でもあまり目立たない存在ですが、豆は食べ応えもあり料理に加えるだけで満腹感が増します。そんな豆を使って、メイン料理から副菜までいろいろな豆料理を楽しんでみませんか?では、その豆の栄養素をさぐっていきながら食材のご紹介をしていきましょう。

これが本当の豆知識!豆の主な栄養素について

主要栄養成分の構成による豆類のグループ分けを行うと、次の2つのグループに大別することができます。主な栄養素と共にみていきましょう。

炭水化物の多い豆類

あずき・ささげ・いんげん・えんどう・そら豆・ひよこ豆・レンズ豆などがこのグループに属しており、これらの豆は50%以上がデンプンを主体とする炭水化物になります。また、たんぱく質も約20%と豊富に含む一方で脂質は約2%しか含んでいませんので、健康維持やダイエットにも最適な低脂肪・高たんぱく食品ということになります。

脂質の多い豆類

大豆・落花生がこのグループに属しており、大豆は、乾燥豆の重量の約20%が脂質で大豆油の原料として世界的に広く利用されています。また、たんぱく質も30%以上と非常に多く含んでいるため畑の肉と呼ばれるのはそのためです。一方で炭水化物は約30%で、炭水化物の多い豆類の半分程度となっています。落花生も大豆と類似した栄養成分構成ですが、脂質の含有率が約50%と極めて高く、たんぱく質も約25%含んでいます。

乾燥豆100g当たり栄養成分の構成割合(単位 : g)

炭水化物の多いグループ
豆の種類 炭水化物 脂質 たんぱく質
あずき 58.7 2.2 20.3
ささげ 55.0 2.0 23.9
いんげん 57.8 2.2 19.9
えんどう 60.4 2.3 21.7
ひよこまめ 61.5 5.2 20.0
緑豆 59.1 1.5 25.1
そらまめ 55.9 2.0 26.0
レンズまめ 60.7 1.5 23.2
脂質の多いグループ
豆の種類 炭水化物 脂質 たんぱく質
大豆 29.5 19.7 33.8
落花生 18.8 47.5 25.4

ビタミンB群・各種ミネラルや機能性成分が豊富

今回は、スーパーなどで身近なお好みの豆を使った美味しさを引き立てる、手軽な人気料理をご紹介します。

チリコンカン

アメリカやメキシコの代表的な家庭料理のチリコンカン。豆と具材を入れて煮込むだけで完成する簡単料理です。パンやパスタだけでなく、ご飯にもよく合いますので是非お試しください!

豆と鶏ひき肉のキーマカレー

インドカレーの定番・キーマカレーは、通常はひき肉がメインですが、豆をプラスするとよりヘルシーいただけます。水分が少なく食べ応えのあるカレーに仕上がります。

豆のトマトチキン煮込み

トマトの酸味と豆の甘さのバランスが非常に良いチキン煮込みメニューです。じゃがいもやたまねぎなどの野菜をプラスしても相性抜群です。

トマトと豆のサルササラダ

ミックスビーンズを使ったメキシカンサラダです。トマトとスパイスを和えるだけで完成する簡単レシピ。保存が利きますので作り置きの副菜にぴったりです。

小豆のポタージュ

自然な甘みがある小豆は、和菓子の材料に使われることが多いですよね。そんな小豆の甘さを活かして作れるのが、小豆のポタージュです。砂糖を加えなくても、優しい甘さのポタージュに仕上がります。

コスパ最強の業務用食材おすすめの豆食材をご紹介

業務用食材でお取り扱っている食材で、お好きな豆料理を作ってみましょう。
そらまめ

新鮮な原料を急速凍結してありますので、いつも新鮮な風味と栄養を保っています。 ビール、お酒のおつまみにおすすめです。

商品を見る

クラレイ そらまめLサイズ
金時豆

和風、洋風の煮豆料理やチリコンカン、ビーンズサラダなどにもお使いください。

商品を見る

オリジナル 金時豆
いんげん

新鮮な原料を急速凍結してありますので、いつも新鮮な風味と栄養を保っています。

商品を見る

クラレイ いんげんMサイズ
きぬさや

新鮮な原料を急速凍結してありますので、いつも新鮮な風味と栄養を保っています。 煮物、炒め物、汁物など、幅広くお使いください。

商品を見る

クラレイ きぬさや
ビーンズミックス

黄、緑、赤の3色をバランスよく配合した冷凍素材豆です。 豆本来の自然な色や風味が活きています。使いやすいジップ付きの包材を採用しています。

商品を見る

キユーピー フローズンビーンズミックス
塩ゆで落花生

甘みのある品種を選び、若採りしたものを塩茹でしています。やわらかく薄皮の苦みがないのが特徴です。

商品を見る

ニチレイフーズ 塩ゆで落花生
小豆

和菓子などの餡の原料。菓子パンや汁粉、ゆであずきなどにお使いください。

商品を見る

オリジナル 小豆
大豆

煮豆などの惣菜づくり。また、自家製の豆腐やみそなどにもお使いいただけます。

商品を見る

オリジナル 大豆
塩味えだ豆

解凍してそのまま召し上がれます。いつも新鮮な風味と栄養を保っています。

商品を見る

クラレイ 塩味えだ豆
スナップえんどう

新鮮な原料を急速凍結してありますので、いつも新鮮な風味と栄養を保っています。炒め物、和え物、天ぷらなど、幅広くお使いください。

商品を見る

クラレイ スナップえんどう

まとめ

豆というと一見地味な食材ですが、これからの健康増進のためにも子供から年配の方まで様々な豆料理や和菓子など何らかの形で、毎日の食生活に豆の栄養を活かす習慣を身につけていただきたいと考えます。この機会に是非美味しい豆料理をお試しください。
管理栄養士がおすすめする!免疫力を高める魚特集
2020/09/02 00:00
こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。 9月に入り魚が美味しい季節がやって参りました。それと同時に秋から冬にかけて、インフルエンザ等のウイルス性の風邪も流行してきます。そんな時期こそ、魚を食べて体の免疫力を高めて感染予防をしていきましょう!今回は、管理栄養士がおすすめする免疫力を高める魚の「栄養価と効用」その商品についてご紹介していきます。

魚の持つ栄養素について

魚には、体の健康を支える上で欠かすことのできない栄養素がたくさん含まれています。だからこそ、栄養バランスのとれた優れた食べものなんです。できることなら、栄養をたくさん含んだ皮や小骨まで食べれるところは余すところなく食べて頂くことを推奨しています。まずは、そんな魚の代表的な栄養素についてご紹介していきましょう。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

認知症の予防・改善に効果があり、緑茶などのカテキンと一緒に摂るとさらに効果がアップします。また、抗アレルギー作用も確認されております。

カルシウム

歯や骨を丈夫にして、骨粗鬆症の予防にも効果的です。

タンパク質

良質な筋肉の元となり体を作ります。そして、体の動きを促進します。

コラーゲン

お肌のハリなどのアンチエイジング効果だけでなく、骨や軟骨の関節をしなやかに動きやすくします。

EPA(エイコサペンタエン酸)

血管の脂肪やコレステロールを抑える作用があり、抗アレルギー成分も確認されております。

タウリン

疲れ目や肉体疲労を回復させる作用があります。また成人病予防にもつながります。

ビタミン類

美しく健康的なお肌を保つのに必要なビタミン。動脈硬化やガンを引き起こす悪玉活性酸素を制御するビタミンも含まれております。

魚の種類別の栄養と効果

身体に必要なタンパク質には、大豆や豆腐などに含まれる植物性タンパク質と肉や魚に含まれる動物性タンパク質とあります。動物性タンパク質には、植物性タンパク質より必須アミノ酸がバランス良くまれています。では、免疫力を高めるのに特に効果的で身近な大衆魚を紹介したいと思います。
魚種 栄養価 効用
鯵(アジ) うま味成分のイノシン酸が豊富で、EPAやDHAという不飽和脂肪酸・タウリン・カリウム ・ナイアシン・たんぱく質などが、バランス良く含まれています。 動脈硬化 脳卒中 高血圧 老化防止 皮膚疾患
鮭(サケ) たんぱく質・脂質・ビタミンA・B1・B2・D・ナイアシン・ミネラルなどがバランス良 く含まれた優秀な魚です。加工品でも栄養価は損なわれないので手軽に摂れておすすめ です。 ストレス 貧血 風邪 皮膚疾患 骨軟化症
秋刀魚(サンマ) 青魚のさんまの脂肪にはEPAやDHAが豊富で、タウリン・カリウム・良質のたんぱく質 も含まれています。特に脂肪の中に栄養素が多く含まれていますので、調理の際はあまり 落とさないように注意してください。 動脈硬化 高血圧 脳卒中 口内炎 口角炎 風邪
鯖(サバ) ビタミンB2含有量は魚の中でトップで、他にビタミンDやナイアシン・カリウムも含み ます。脂肪が多いと敬遠されがちですが、脂肪にはDHAとEPAが豊富で、酸化防止のビ タミンEも含まれているので安心です。 動脈硬化 脳卒中 肝臓病 口内炎 口角炎
鰯(イワシ) たんぱく質・脂質とも良質で、ビタミンB2・D・ナイアシン・タウリン・亜鉛なども含 み、栄養的にもとても優秀な魚です。青魚なので、DHAやEPAも多く含んでいます。 動脈硬化 脳卒中 老人性痴呆 味覚障
鰤(ブリ) たんぱく質・脂質・鉄・ビタミンB2・Dなどが豊富な魚で、魚に含まれる鉄分はヘム鉄 と言い、体内での吸収率が高いと言われています。特に皮・血合い肉が栄養の宝庫です。 低血圧 貧血 動脈硬化 心筋梗塞 骨軟化症
鱈(タラ) 白身魚の中でも特に脂質が少なく、たんぱく質・カルシウム・ビタミンDなど栄養素が 豊富なので、ダイエット中の食材にはおすすめです。 肝臓病 貧血 むくみ 視力低下 風邪
鯛(タイ) 良質のたんぱく質とビタミンB1・B2が豊富で、カリウムが100g中約400mg含まれて いるので、高血圧の抑制に効果があります。またコレステロールを少なくするタウリンも 含んでいます。 動脈硬化 高血圧 皮膚疾患

管理栄養士がおすすめする免疫力を高める魚 7選

これまでに行われてきた複数の科学的研究から冷凍販売している海産物は、通常水揚げ直後に冷凍処理を行っています。このため、水揚げから数日経っていることもある鮮魚よりも新鮮と言えます。そんな冷凍魚からおすすめの免疫力を高める魚をご紹介します。
アジ切身

ニュージーランド産のアジを中国にて丁寧に骨取り処理し、切身にしました。

商品を見る

ショクリュー アジ切身骨無し 5切入
鮭切身

ご年配の方やお子様でも食べやすいです

商品を見る

エスコート そのまま調理骨なし秋さけ60
骨なしさんま

時間経過してもパサつきが少なく、魚の臭みも軽減しています。

商品を見る

大冷 楽らく骨なしさんま
骨なしさば

サバの骨を手作業で一本一本丁寧に抜いていますので、ご年配の方やお子様でも食べやすいです。

商品を見る

エスコート そのまま調理骨なしさば60
アジつみれ

真アジの落とし身で作ったつみれです。

商品を見る

キッコーマンソイフーズ やわらかつみれいわし
ブリ切身

ぶりの骨を手作業で一本一本丁寧に抜いていますので、ご年配の方やお子様でも食べやすいです。

商品を見る

岩谷産業 シーパラダイス骨なし魚ブリ切身
助宗鱈切身

スケソウダラの骨を手作業で一本一本丁寧に抜いていますので、ご年配の方やお子様でも食べやすいです。

商品を見る

マルハニチロ シーパラダイス骨なし魚助宗鱈切身

まとめ

今回は、免疫力を高める魚の栄養についてご紹介して参りましたが、令話2年(2020)現在の日本人の魚介類の一人あたりの年間消費量は平成13年(2001)に比べて、半分近くにまで減少しています。魚は、良質なタンパク質が摂取できる食材というだけでなく、季節に応じた旬を楽しめる食材でもあります。この時期に美味しい魚料理を家族や仲間たちとお楽しみください。