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こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。
老若男女どんな方にも愛されているお肉。焼肉・串焼き・ステーキなど、いろんなジャンルで肉が提供されている中で、根強い人気を保ち続けているのがホルモン焼きです。しかし、部位別の特徴やカロリーなど意外と知らない人も多いでしょう。そこで今回は、ホルモンを部位ごとにご説明しながら、その栄養効果と美味しい焼き方についてもご紹介していきます。
今さら聞けない、そもそもホルモンって何?
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ホルモンとは、牛・鶏・豚などの内臓のことを言います。代表的なものを言えば、小腸・大腸・心臓などがありますが、種類は他にも豊富にあります。では、部位ごとにご紹介していきましょう。
レバー
キモとも呼ばれる肝臓部位。繊維質や鉄分などの栄養が豊富で、濃厚な味わいが特徴です。必ず火を通して食べないと、食中毒になる可能性があるため注意が必要です。
ハツ
心臓を意味するheartsが語源で、その名の通り心臓の部位。肉厚でコリコリした食感が特徴。焼いても半生でも食べられて、ヘルシーなのが魅力の一つです。
ミノ
牛の第一の胃袋で、肉厚で真っ白い身が特徴。弾力が強く独特な食感なので、焼肉屋では切り込みを入れてあるのが一般的です。とくに高価なミノは上ミノといいます。
ハチノス
牛の第二の胃袋で、形状が蜂の巣に似ていることから名づけられた。弾力が強く、ムチムチとした食感が特徴です。また、コラーゲンが豊富に含まれているのも魅力です。
センマイ
牛の第三の胃袋で、ホルモンの中ではよりカロリーが低く、コリコリとした独特の食感が特徴でさっぱりした味わいです。焼肉屋ではボイルしたものを味噌で食べるなど、刺身として人気があります。
ギアラ
牛の第四の胃袋で、赤センマイやアボミとも呼ばれており腸のような役割をしています。脂がのっていて歯ごたえや濃厚な味を楽しめます。
ハラミ
横隔膜の一部で、適度な脂肪と赤身の弾力性を合わせ持っているため、精肉に似たような味わいです。
シマチョウ
ホルモンの定番と言えば、シマチョウを思い浮かべる人も多くテッチャンとも呼ばれております。シマチョウは、大腸の部分にあたり、適度な脂と歯ごたえが特徴です。よく焼いて食べるのがおすすめです。
マルチョウ
マルチョウは、小腸の部分の肉です。コラーゲンが多く含まれており、脂が多くやわらかい歯ごたえが特徴です。火が通りやすいため、軽く焼くだけで美味しくいただけます。また、もつ鍋によく使われることでも知られてます。
コブクロ
コブクロは、子宮部分の肉です。味にクセがなく、コリコリとした歯切れがよい食感が特徴です。焼くとやわらかくなります。
部位別のカロリーや糖質はどう違うの?
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では、気になるカロリー・糖質について教えます。(今回は、牛・豚のホルモン解説になります。)
100g当たりカロリー・糖質一覧(単位 : g)
部位 |
エネルギー |
糖質 |
牛レバー |
132kcal |
3.7g |
豚レバー |
128kcal |
2.5g |
牛ハツ |
142kcal |
0.1g |
豚ハツ |
135kcal |
0.1g |
牛ミノ |
182kcal |
0g |
牛ハチノス |
200kcal |
0g |
牛センマイ |
62kcal |
0g |
牛ギアラ |
329kcal |
0g |
牛ハラミ |
220kcal |
0g |
豚ハラミ |
329kcal |
0g |
牛シマチョウ |
162kcal |
0g |
豚ダイチョウ |
179kcal |
0g |
牛マルチョウ |
287kcal |
0g |
豚ヒモ |
171kcal |
0g |
牛コブクロ |
106kcal |
0g |
豚コブクロ |
70kcal |
0g |
ホルモンは、焼き方も大切なんです!
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いざ焼き始めて生焼けだったり黒焦げにしたりでは、美味しいホルモンが台無しですよね。そこで今回は、ホルモン焼いて30年の店主に失敗しないホルモンの焼き方を伝授してもらいました!
Point.1 下味をつけて焼く
塩やタレで下味をつけてから焼いてください。焼けたら何もつけずにそのまま食べた方が、部位本来の味を堪能していただけます。
Point.2 真ん中で焼くこと
炭焼きの場合、一番均等に火が通る真ん中で焼くのがポイントです。ただし炎が上がってきたら要注意です! 炎に包まれると肉にすすがついて風味を損なってしまうので、焼けてきたら網の端へ寄せしましょう。
Point.3 適度にひっくり返す
焼き過ぎ・転がしすぎや放置しすぎはおいしさを半減させます。ひっくり返すタイミングは、片面に程よく火が通り、焼き縮みの起こる直前くらいがベストです。両面の焼け具合を、均等に火が通るよう適度にひっくり返すのがポイントです。
Point.4 焼いた時の肉の張り感
ホルモンは火が通るとパーンと肉に張り感が出てきます。焼きながらトングで肉をつかみやすくなる程度の張り具合を確認しながら焼くと、ほどよいタイミングがわかると思います。その後の焦がし具合はお好みです。
素材にこだわったおすすめホルモンをご紹介
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業務用食材でお取り扱っている食材でお好みのホルモン料理を作ってみましょう。
牛ミックスホルモン
大腸、小腸、アカセンのミックスです。ホルモン焼き、ホルモンうどんなどのメニューにお使いください。
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シマ腸
シマ腸は、小腸よりは脂が少なくなりますが、甘みがしっかりある部位です。焼肉や煮込み料理でおススメです。
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小腸
小腸は、脂が非常に多く柔らかく濃厚な甘みがあります。焼肉・煮込み料理でおススメです。
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ハチノス
ハチノスは、第二胃、硬い部位なので、ボイルなどで柔らかくして様々な料理にご利用いただけます。 焼肉や煮込み料理でおススメです。
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センマイ
センマイは、第三胃、食感を楽しめる部位で焼料理にご利用すると美味しいです。
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豚酢もつ
薄くスライスした国産豚胃袋をボイルし、特製のタレと合わせました。 コリコリ食感がくせになるおいしさです。
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鶏レバー
炒め物や、ペーストなどに。 生姜やねぎなどといっしょにさっと茹でてから調理すると、レバーが苦手な人にも食べやすくなります。
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まとめ
意外と知らないホルモンも特徴がわかれば選びやすく、味や食感など似ている部位で食べ比べてみたり、部位によって焼き具合を変えてみたりと、楽しみも広がりそうですね。自分なりのホルモン焼きを極めてみてはいかがでしょうか!