
こんにちは!食材デポ編集部の泉山です。
9月に入り魚が美味しい季節がやって参りました。それと同時に秋から冬にかけて、インフルエンザ等のウイルス性の風邪も流行してきます。そんな時期こそ、魚を食べて体の免疫力を高めて感染予防をしていきましょう!今回は、管理栄養士がおすすめする免疫力を高める魚の「栄養価と効用」その商品についてご紹介していきます。
魚の持つ栄養素について

魚には、体の健康を支える上で欠かすことのできない栄養素がたくさん含まれています。だからこそ、栄養バランスのとれた優れた食べものなんです。できることなら、栄養をたくさん含んだ皮や小骨まで食べれるところは余すところなく食べて頂くことを推奨しています。まずは、そんな魚の代表的な栄養素についてご紹介していきましょう。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
認知症の予防・改善に効果があり、緑茶などのカテキンと一緒に摂るとさらに効果がアップします。また、抗アレルギー作用も確認されております。
カルシウム
歯や骨を丈夫にして、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
タンパク質
良質な筋肉の元となり体を作ります。そして、体の動きを促進します。
コラーゲン
お肌のハリなどのアンチエイジング効果だけでなく、骨や軟骨の関節をしなやかに動きやすくします。
EPA(エイコサペンタエン酸)
血管の脂肪やコレステロールを抑える作用があり、抗アレルギー成分も確認されております。
タウリン
疲れ目や肉体疲労を回復させる作用があります。また成人病予防にもつながります。
ビタミン類
美しく健康的なお肌を保つのに必要なビタミン。動脈硬化やガンを引き起こす悪玉活性酸素を制御するビタミンも含まれております。
魚の種類別の栄養と効果

身体に必要なタンパク質には、大豆や豆腐などに含まれる植物性タンパク質と肉や魚に含まれる動物性タンパク質とあります。動物性タンパク質には、植物性タンパク質より必須アミノ酸がバランス良くまれています。では、免疫力を高めるのに特に効果的で身近な大衆魚を紹介したいと思います。
魚種 |
栄養価 |
効用 |
鯵(アジ) |
うま味成分のイノシン酸が豊富で、EPAやDHAという不飽和脂肪酸・タウリン・カリウム
・ナイアシン・たんぱく質などが、バランス良く含まれています。 |
動脈硬化
脳卒中
高血圧
老化防止
皮膚疾患 |
鮭(サケ) |
たんぱく質・脂質・ビタミンA・B1・B2・D・ナイアシン・ミネラルなどがバランス良
く含まれた優秀な魚です。加工品でも栄養価は損なわれないので手軽に摂れておすすめ
です。 |
ストレス
貧血
風邪
皮膚疾患
骨軟化症 |
秋刀魚(サンマ) |
青魚のさんまの脂肪にはEPAやDHAが豊富で、タウリン・カリウム・良質のたんぱく質
も含まれています。特に脂肪の中に栄養素が多く含まれていますので、調理の際はあまり
落とさないように注意してください。 |
動脈硬化
高血圧
脳卒中
口内炎
口角炎
風邪 |
鯖(サバ) |
ビタミンB2含有量は魚の中でトップで、他にビタミンDやナイアシン・カリウムも含み
ます。脂肪が多いと敬遠されがちですが、脂肪にはDHAとEPAが豊富で、酸化防止のビ
タミンEも含まれているので安心です。 |
動脈硬化
脳卒中
肝臓病
口内炎
口角炎 |
鰯(イワシ) |
たんぱく質・脂質とも良質で、ビタミンB2・D・ナイアシン・タウリン・亜鉛なども含
み、栄養的にもとても優秀な魚です。青魚なので、DHAやEPAも多く含んでいます。 |
動脈硬化
脳卒中
老人性痴呆
味覚障 |
鰤(ブリ) |
たんぱく質・脂質・鉄・ビタミンB2・Dなどが豊富な魚で、魚に含まれる鉄分はヘム鉄
と言い、体内での吸収率が高いと言われています。特に皮・血合い肉が栄養の宝庫です。 |
低血圧
貧血
動脈硬化
心筋梗塞
骨軟化症 |
鱈(タラ) |
白身魚の中でも特に脂質が少なく、たんぱく質・カルシウム・ビタミンDなど栄養素が
豊富なので、ダイエット中の食材にはおすすめです。 |
肝臓病
貧血
むくみ
視力低下
風邪 |
鯛(タイ) |
良質のたんぱく質とビタミンB1・B2が豊富で、カリウムが100g中約400mg含まれて
いるので、高血圧の抑制に効果があります。またコレステロールを少なくするタウリンも
含んでいます。 |
動脈硬化
高血圧
皮膚疾患 |
管理栄養士がおすすめする免疫力を高める魚 7選

これまでに行われてきた複数の科学的研究から冷凍販売している海産物は、通常水揚げ直後に冷凍処理を行っています。このため、水揚げから数日経っていることもある鮮魚よりも新鮮と言えます。そんな冷凍魚からおすすめの免疫力を高める魚をご紹介します。
アジ切身
ニュージーランド産のアジを中国にて丁寧に骨取り処理し、切身にしました。
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鮭切身
ご年配の方やお子様でも食べやすいです
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骨なしさんま
時間経過してもパサつきが少なく、魚の臭みも軽減しています。
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骨なしさば
サバの骨を手作業で一本一本丁寧に抜いていますので、ご年配の方やお子様でも食べやすいです。
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アジつみれ
真アジの落とし身で作ったつみれです。
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ブリ切身
ぶりの骨を手作業で一本一本丁寧に抜いていますので、ご年配の方やお子様でも食べやすいです。
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助宗鱈切身
スケソウダラの骨を手作業で一本一本丁寧に抜いていますので、ご年配の方やお子様でも食べやすいです。
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まとめ
今回は、免疫力を高める魚の栄養についてご紹介して参りましたが、令話2年(2020)現在の日本人の魚介類の一人あたりの年間消費量は平成13年(2001)に比べて、半分近くにまで減少しています。魚は、良質なタンパク質が摂取できる食材というだけでなく、季節に応じた旬を楽しめる食材でもあります。この時期に美味しい魚料理を家族や仲間たちとお楽しみください。