正しい衣替えの時期とは?、手順や収納のコツをくわしく解説!
2024/05/10 00:00
こんにちは!食材デポ編集部のデポ太郎です。 季節の変わり目にする衣替え。日によって暑かったり寒かったりすると「一体いつ・どうやって衣替えをすれば良いの?」と迷ってしまう方もいるかもしれません。また、タイミングが分からないと、衣替え自体を億劫に感じる方もいるのではないでしょうか。この記事では、適切な衣替えのタイミングや衣替えの進め方、コツなどを解説します。

衣替えとは?時期はいつから?

衣替えとは、狭義には季節に合わせてクローゼットの中を整理整頓することです。元々は春から夏、夏から秋のような季節の変わり目に、その季節に適した服に着替える「習慣」を指す言葉でしたが、その習慣が定着した現代においては、クローゼットの整理整頓を意味するようになりました。 衣替えの時期 衣替えの時期は具体的にいつからなのでしょうか。一般的に、6月1日から夏服、10月1日から冬服になるとされます。しかし北海道や沖縄のように、気温が大きく異なる地域もあり、衣替えのタイミングを日付で判断するのは適切とはいえません。したがって、衣替えのタイミングは、住んでいる地域の最高気温で判断すべきといえます。具体的には、春から夏は22度以上、夏から秋冬は15度以下が目安となります。日によって気温の温度差が激しい場合もあるので、衣替えの移行期間を3週間、少なくとも1週間程度は設けて、その間は前シーズンの洋服をキープしておくと急激な気温変化にも対応しやすくなるでしょう。

衣替えの進め方

衣替えの具体的な進め方について見ていきましょう。 季節ごとに必要な服を分ける まずは洋服を「これから着る服」「しまう服」「通年で着る服」の3パターンに分けましょう。例えば、冬にしか着ないような厚手の服、夏にしか着ないような半袖の服、体温調節のしやすい薄手の長袖やカーディガン、というように仕分けをするのがおすすめです。同時に服の状態もチェックしましょう。黄ばみやニオイ・ほつれなども確認し、修繕が難しい物や体型に合わないものは、このタイミングで処分することも検討してください。衣替えでは「翌シーズンも着たい」「自分が魅力的に見える」と思える服のみを残すことがポイントです。収納する手間が省けるだけでなく、翌シーズンに新しく買う服の収納スペースを確保することにもつながります。 これから着る服の収納場所を決める これからよく着る服は、自分の腰から目線の高さの位置にゆとりを持たせて収納するのがおすすめです。例えば、クローゼットが上段・中段・下段に分けられている場合、中段に収納するのが最も取り出しやすく、使用頻度が高い洋服を入れるのに適しています。洋服によっては、重ねるとシワになったり、伸びたりするケースがあります。洋服の素材に応じ、ハンガーにかけたり引き出しに入れたりして、収納方法を変えてください。具体的に吊るして収納した方が良い服は、スーツ・スカート・ジャケット・シャツ・シルク素材の服などです。引き出しに収納した方が良い服は、吊るすと伸びやすいTシャツ・ニット・シワになりにくいボトムスなどが挙げられます。ハンガーにかけて収納する場合、ホコリやニオイが付くのを防ぐためにも、衣類カバーをかけて保管するのがおすすめです。引き出しやケースの中には、除湿剤や消臭剤を入れて保管しましょう。 しまう服の収納場所を決める シーズンオフのアイテムをしまう際も、型崩れを防ぐために洋服に合わせた収納が大切です。収納方法は、「ハンガーに吊るして収納」「引き出しで収納」「ケースで収納」の3パターンがあります。前者2つの仕分け方法は、前述した「これから着る服」の収納方法と同じです。長期間使用しないものや湿気に弱いものは、ケースに収納・保管するのが無難です。例えばマフラーや水着などのシーズン物、湿気に弱いウールやカシミア、革製品などが該当します。クリアケースで保管しておくと外から中身を確認できるので、次回の衣替え時にスムーズに取り出せます。中が見えないケースの場合、マフラー、革製品などと書いたラベルシールを同じ位置に貼っておくことで、整理しやすくなるでしょう。 しまう服は洗濯やクリーニングをしてから 白いブラウスを久しぶりに出してみたら、首のまわりが黄色くなっていてがっかりした経験はありませんか?しっかりと洗濯しないまま収納してしまうと、保管しているうちに黄ばみやシミ・ニオイ・虫食いなどの原因になってしまうことも。特に夏はたくさん汗をかくので、夏服をしまう際は襟や脇・袖の部分などを念入りに洗濯しましょう。洗濯用の漂白剤を使用して部分洗いしたり、洗濯機のつけおきコースを選択したりするのが効果的です。収納する際は、虫食いを防ぐためにも、防虫剤を忘れずに入れるようにしましょう。防虫剤は、服より上に入れるのがポイントです。

衣替えのコツ

衣替えをする際のコツを6つ紹介します。 晴れの日に衣替えする 雨の日に衣替えをすると、洋服やクローゼットの中に湿気がこもり、カビが発生することがあります。そのため、衣替えは湿度が低い、良く晴れた日に行うのがおすすめです。どうしても天気の悪い日にしか時間が取れない場合は、衣替えを始める前に部屋を閉め切り、あらかじめ除湿機で部屋の湿気をしっかり取り除いてから始めましょう。また、その日にすべてをやり切ろうとするのではなく、天気の悪い日は必要最低限の衣替えに留めておくのが無難です。 クローゼットを掃除 クローゼットの掃除は「掃除機・モップでホコリの除去、固く絞ったタオルで水拭き、乾いたタオルで乾拭き、換気」の4ステップで進めます。クローゼットの汚れがカビや害虫の原因になることがあるので、しっかり掃除しましょう。洋服を大切に保管するためには、カビや害虫に対する予防がとても大切です。普段から定期的にクローゼットを換気したり、アルコールで隅々まで除菌をしたりすることを習慣付けると良いでしょう。 不要な服を処分 「季節ごとに必要な服を分ける」で少し触れましたが、不要な服は衣替えのタイミングで処分しましょう。具体的には、黄ばみやニオイ・虫食いなどが発生して状態が悪い服、今の自分のスタイルに合わない服が挙げられます。分別の判断は3秒以内に行うのが良いとされていますが、どうしても難しい場合は「保留箱」を作りましょう。この時、判断する期間をきちんと決めておくのがポイントです。例えば、衣替えの移行期間中に、実際に着てお出かけをしてみるのもいいです。コーディネートを想像してみて、着たいと思えるかどうか確かめるのも良いでしょう。いずれにせよ、自分なりの判断基準をもって分別することが大切です。 たたみ方テクニック たたみ上がりの大きさを収納ケースのサイズに合わせましょう。シャツ類は袖を内側に折り込んで、ジーンズやスカートも仕上がりが四角い形になるようにたたむことがコツです。ポイントとして、シーズンオフにジャケットやコートをたたんで衣装ケースにしまう場合は、折り目にタオルをはさむと、たたみジワがつきにくくなります。 しまい方テクニック シャツやニット、カットソーなどは、引き出し式の収納ケースに立てるような形でしまっておくと、探しやすく便利です。引き出しのサイズに合わせてたたみ、きっちりつめこむようにしましょう。また、セーターやフリースなど厚みがあってシワになりにくい服は、巻いて筒状にすると、コンパクトにしまえます。シワになりやすいものや自分でシワ伸ばしのアイロンがけができないものはたたんで、平らに寝かせて積み重ねる方法で収納してください。ただし、重ねる枚数を2枚か3枚程度に抑えてシワ予防を心がけるのを忘れずに。 ラベルを貼れば一目瞭然 チーム分けして収納しても、どの収納ケースに何を入れたかわからなくなったら、せっかくの衣替えも台無しです。外から見えるところに収納アイテム名を書いたラベルを貼って、目当てのものをすぐ取り出せるようにしておきましょう。

衣替えにおすすめの収納グッズをご紹介

衣替えは、収納グッズを上手に活用することで、一気に手間が減ることも。ここでは、クローゼットの中や見せる収納など、衣替えの収納に役立つ5つのおすすめグッズを紹介します。
取っ手付き収納ボックス
一般的なカラーボックス。引き出しの中に入れても、服の仕分けに使うのにちょうどいい大きさです。すっきりした見た目で、フタなしでも積み重ね可能なので、室内に置いて見せる収納としても使えます。
積み重ねボックス
積み重ねて使える引き出し式の収納ケースです。クローゼットの床面に何段か重ねておけば、ミニタンスが出来上がります。重ねるときは上下段を固定できるため、引き出すときも倒れにくく安心です。半透明なのでどんな服が入っているかも把握しやすく、軽いので移動も楽に行えます。
ハンガーラック
掛ける収納に最適なハンガーラック。高さ調節が可能なパイプハンガーは、ロングコートやワンピースなど丈の長い服もシワにならずに収納できます。足元はキャスター付きで、移動も楽々。奥行きも幅を取らないスリムなデザインで、どんな場所でも邪魔になりません。
圧縮袋
かさばる布団や衣類をコンパクトに収納する時には圧縮袋が便利ですよね。また、旅行の荷造りにも圧縮袋を使っている人は多いのではないでしょうか。衣類用圧縮袋にはいろいろなサイズがあるので、洋服を畳んだ時の大きさにあわせて用意しましょう。ニットなどボリュームのある服の場合は、厚みのことも考えて余裕を持ったサイズを選ぶといいですね。

まとめ

衣替えは、季節ごとに行うことで衣類の管理や使い勝手が向上し、快適な生活空間を作ることができます。季節の変わり目には、季節に合った衣服を整理して整頓し、家の中をスッキリさせることが大切です。そのため、衣替えを行う際には今回ご紹介した手順やコツを参考にすると良いでしょう。また、衣類の保管場所には注意が必要です。直射日光や湿気が当たらない場所を選び、通気性の良い収納場所を使うと衣類が長持ちします。衣装ケースや押入れなどが適しています。さらに、衣替えをすることで、地よい空間を作りストレスが軽減されるだけでなく、家事や生活全体がスムーズになります。衣替えを通じて、心地よい暮らしを楽しみましょう!