家族で潮干狩り持ち物や注意点、採り方のコツとは!
2024/03/26 00:00
こんにちは!食材デポ編集部のデポ太郎です。 3月から6月は潮干狩りシーズン。海という開放的な空間にいること自体も楽しいですが、お宝を発掘するような気分で楽しめるのが潮干狩りではないでしょうか?そこで今回は、潮干狩りに行く際の持ち物や注意点、そして採り方のコツを解説します。これから家族で潮干狩りを予定されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

潮干狩りの基礎知識

潮干狩りに適した時期 潮干狩りに適した時期は3月下旬から5月です。この時期は、産卵を控えてあさりの身が大きくなり、海水の温度が上がって海に入りやすくなります。 その時期を過ぎると気温が高くなりあさりが傷みやすくなったり、貝毒が発生しやすくなったりするので夏は適しません。 ベストな潮干狩りの時間 ベストな時間としては、干潮の2時間前から干潮時までと言われています。ただし潮位はエリアによっても異なるため、行く予定の潮干狩りスポットの情報を事前に入手しておくことがおすすめです。 潮干狩りでは有料と無料のスポットがあります 潮干狩りでは有料と無料のスポットがあり、入場料や採れる貝の量は会場によってまちまちです。会場により熊手などの道具を有料でレンタルできる場所もあり、定期的に貝毒の検査も行われていたりします。都道府県でも貝毒検査をおこなっているので、自分が行こうとしている海域の情報は事前に入場料の有無など調べておきましょう。

潮干狩りに必要な準備

潮干狩りを楽しむためには、万全の準備をしていくことが大切。当日はどのような服装で行った方が良いのか、何を持っていけば良いのかを押さえておきましょう。 服装 紫外線は春でも強く降り注ぎます。屋外でのレジャーなので、紫外線・日焼け対策をしっかり行いましょう。 潮干狩りはしゃがんで黙々と作業をするため、特に首が焼けてしまいます。首用の日除けが付いた帽子を被ったり、首周りにタオルを巻いたりしてください。服は、日焼けを考慮して上は長袖、水濡れ防止のため下は短パンといったスタイルがおすすめです。日焼けや水濡れから体を守れ、なおかつ動きやすい格好を意識しましょう。履物は、貝や砂浜に落ちているガラス類などで傷つかないようサンダルを避け、長靴など足元を覆う防水タイプの靴を選んでください。 持ち物 ・軍手/ゴム手袋  手の怪我防止、ゴム手袋なら水を通さない ・着替え  濡れた時に備えて ・タオル  汗、濡れた体やものを拭く ・ビニール袋(数枚)  汚れたもの、濡れたものを入れる ・クーラーボックス・保冷剤  採ったアサリを入れて冷やしておく ・熊手・バケツ・ざる  アサリを採る際に使う道具 (会場によってはレンタル可能なところも) ・イス  長時間かがんだ状態での作業はつらくなりますのでイスは必須 ・空のペットボトル  あさりの砂抜きに使う海水を持ち帰るため ・防水ケース  スマホや電子キーなどを入れる ・レジャーシート  ちょっとした荷物を置いたりするのに便利

潮干狩りを安全に楽しむために注意すること

潮干狩りをする際は、ルールやマナー、海の危険などについて把握しておく必要があります。出発前に、以下の注意点を理解しておきましょう。 潮干狩りの場所で定められたルールを守る 共同漁協権が設定されていない海岸で、どの海岸でも自由にできるわけではありません。都道府県によって、潮干狩りができる場所や使える道具などのルールが異なります。これは漁業権という法律があるためです。有料の会場であれば、ルールが明確にされているので安心ですが、入れない場所にはロープが張られていることもあります。お出かけ前に会場のルールをしっかり確認しておきましょう。 潮の水位や天候の事前確認と当日の注意 海でのレジャーにおいて最も注意しなければいけないのが水難事故。急に水位が上がったり、波が高くなったりすることが考えられます。潮干狩り前に当日の天候を見ておくことも大事ですが、潮干狩り中にも海面の様子や天候の変化に目を向けましょう。また、水位や波の様子が見えなくなるため、海側に背中を向けて潮干狩りをしないよう注意してください。 熱中症対策をする 5月から6月でも、晴れた日の屋外に長時間いると知らず知らずのうちに脱水症状を起こす可能性が考えられます。こまめな水分補給を心がけましょう。また決して無理をせず、定期的に休憩をとりましょう。お出かけ前に朝食をしっかり摂ることも大切です。

アサリを上手に採るコツ

波打ち際に注目する アサリは呼吸するために吸水管と呼ばれる器官を砂から出しています。そのため、アサリがいる近辺の砂には小さな穴が開いているはずです。波打ち際のあたりに小さな穴がたくさん開いていたら、それはアサリがいる証拠です。 広く浅く砂を掘る アサリは基本的に浅瀬に生息する貝です。10cmほどの深さまで砂を掘っても貝が見つからないようなら、別の場所を探しましょう。また、アサリは密集しているので1か所で見つけたら近い場所を探してみてください。 砂の感触でアサリの居場所を見極める 足の裏の感触でアサリの居場所を見つけたい場合は、底が薄い靴で砂浜を歩くのがおすすめです。潮が引いた砂浜は固めですが、アサリが生息しているところは、アサリが移動することによって少し砂が柔らかくなっています。薄手の靴下を履いて砂浜を歩けば、砂浜の硬さの違いを足の裏で感じ取れるでしょう。

アサリの持ち帰り方と処理法

採ったアサリをおいしく食べるには、持ち帰り方にも気を付ける必要があります。以下の手順を守って、採ったあさりを大事に持ち帰ってください。なお、アサリと一緒に砂抜き用の海水を別に持ち帰ることも忘れずに! 採ったアサリを真水で洗う まずはアサリを水でしっかりと洗いましょう。真水で洗うと貝の口部分が閉じるので、新鮮な状態が長続きします。 水で洗ったアサリのみケースに入れる よく、海水や真水にアサリを浸けた状態で持ち帰る人がいますが、これはNG行為です。自分で汲んだ海の水や真水にアサリを入れて持ち運ぶと、アサリが弱ってしまうためです。発泡スチロールやクーラーボックスに、保冷剤とアサリだけを入れて持ち帰りましょう。 持ち帰った後は砂抜きをする 家にアサリを持ち帰ったら砂抜きをしてください。まず、広めの桶などにアサリを平らに並べ、そこに海水を注ぎます。さらにその上から新聞紙などで蓋をして4時間から一晩置きます。一晩以上おくとアサリが傷んでしまうので注意してください。砂抜きが完了したら早めに調理して、おいしく食べましょう。

必須アイテムをご紹介

軍手 軍手はさまざまな用途がありますので「あって便利無くては困る」ものです。 お料理など素材の味を活かし、温泉水の成分も含み旨みが増します。

まとめ

潮干狩りは海の香りを感じながら、宝探しのようなワクワク感を楽しめる、春にオススメのレジャーです。子供から大人まで、誰もが夢中になれる点も魅力的です。お出かけの際は、日焼け・濡れ防止を考慮した服を着る、便利で役に立つアイテムを用意するなど、しっかりと準備しましょう。潮干狩りをする会場のルールを必ず守り、海で遊ぶお子さんから絶対に目を離さないよう、楽しい思い出を作ってくださいね!