【インタビュー】宮崎県都城市のうまいものを全国へ【ネオフーズ竹森】
2020/05/13 00:00
今回お話を伺うのは、宮崎県都城市で食品加工業を行なっている「ネオフーズ竹森」代表の、竹森 兼富さん。 宮崎のソウルフードである「チキン南蛮」に欠かせない「タルタルソース」や、鶏皮を揚げた「おつまみ鶏皮」など、 鶏皮の加工品やソース類を中心に商品を展開しています。

お客様の期待に応えるのが、わたしたちの使命

-- ネオフーズ竹森の事業内容について教えてください。 竹森:現在は、市販向け・業務用のタルタルソース・たれ・ドレッシングの製造。唐揚げ・鶏炭火焼・豚足等、鶏皮・豚肉の加工品などを作っています。創業は平成5年で、現在は80名の社員が働いています。創業当初は卵の販売を行なっていたのですが、お客様からの要望もあり、鶏皮や豚肉の加工品を販売するようになりました。 最近では、鶏皮を揚げた「おつまみ鶏皮」の販売も行なっていますが、こちらも大変ご好評いただいています。 -- つくっている商品へのこだわりはありますか? 竹森:弊社は、商品の開発・加工・流通・販売までを、一貫したトータルシステムによって管理しており、商品を少しでも早くお客様 の元へお届けできるよう取り組んでいます。 また、鶏肉は国産のものを使用し「安心」「安全」な製品づくりを心がけており、鶏のもも肉は主に唐揚げ、鶏皮は「おつまみ鶏皮」 に使用しています。「おつまみ鶏皮」は、もともと余っていた鶏皮を有効利用できないかと思い作った商品ですが、今では逆に鶏皮が足りないほど売れていますね。 「おつまみ鶏皮」は、お客様に喜んでいただけるような味にするために、風味や加工方法など試作を1年半ほど繰り返し、今では10種類以上の「おつまみ鶏皮」が販売されています。1番よく売れているのは「柚子こしょう風味」ですね。 竹森:ソースやタレに関してもこだわりを持って作っています。タルタルソースは、生の新鮮な玉ねぎを火は通さずに使用しており、タルタルソースの材料となるタレやスパイスも、既にあるような調味料は使わずに、自社で配合した独自の味のスパイスを使っています。 チキン南蛮で使用する「甘酢」にも、まろやかでこくのある味になるよう、はちみつを入れています。 -- 今後の展望についてお聞かせください。 竹森:県内だけでなく県外のお客様ともお取引をさせていただいており、今後も自社の商品を県内外問わずに拡大販売していきたいと考えております。現在は、都城の会社兼工場で全ての商品を製造しているため、取り扱い商品が増えた今、場所が狭く管理が大変な状 態なので、工場の増設も予定しています。 複雑化・多様化するニーズに対応し、つねに高品質・安定供給できるよう、加工技術や商品開発のノウハウをさらに発展させ、お客様 の期待に応えられるようチャレンジして参ります。